商品 No. TSU-2475 | |
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画題 | 桐巴透図 |
銘 | 無銘(勘四郎) |
材質・形 | 鉄地 障泥形 地透 鋤出毛彫 丸耳 |
国 | 肥後国 |
時代 | 江戸前期 |
箱 | 特製落し桐箱 |
縦 | 7.9 cm |
横 | 7.5 cm |
切羽台厚さ | 0.5 cm |
鑑定書 | 特別保存刀装具 |
交付日 | 平成27年03月04日 |
価格 | 売却済 |
本作は勘四郎極め(特別保存鑑定書)の投桐透鐔。西垣家の初代から三代までが「勘四郎」を名乗る。西垣家は初代勘四郎より八代四郎作久英の明治初期まで続く。林、平田、志水家とともに細川家抱工を務めた肥後金工名流。初代勘四郎(慶長十三年1613-元禄六年1693)は、平田彦三の門人として修業し相伝免許を許され、細川三斎公より扶持を賜り移封に従い八代に転住する。初代勘四郎の作は鐔の造込みにわずかないびつさをあらわし、ゆったりとして優美。独自の雅趣がある。初代に在銘はないといわれる。本作は、艶のある黒味強い柴錆色を呈し、槌目の効いた鉄地障泥形。二つ巴透に斜め対象で投桐を配す図で、異風巴透といわれる勘四郎の掟物。佐藤寒山先生の昭和三十七年壬寅(みずのえとら)秋箱書き「無銘勘四郎初代之」にもあるように勘四郎初代と鑑せられる。肥後金工大鑑(昭和39年)201頁所載品。 |