商品 No. KA-0539 | |
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銘 |
表: 奥大和守平朝臣元平 裏: 文化元子秋 |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 身幅広く重ね厚く 腰反り気味の美しい姿 |
国 | 薩摩国 |
時代 | 江戸時代後期(1804年) |
刃長 |
2尺 2寸 9分 4厘 69.5 cm |
反り |
4分 6厘 1.4 cm |
元幅 |
1寸 0分 6厘 3.2 cm |
先幅 |
7分 6厘 2.3 cm |
棟重 |
2分 4厘 0.7 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 平成08年08月07日 |
都道府県 | 東京都 |
交付日 | 昭和42年11月30日 |
鍛 | 小板目肌良く練れて潤い地沸良く付き松皮肌のごとく地景入る |
刃文 | 小湾れ、互の目、僅かに尖り刃交じり、沸深く太めの金筋砂流し掛かる |
帽子 | 乱れ加減で小丸に返る |
茎 | 生ぶ、筋違鑢 先細り剣形、指裏棟寄りに長銘 表に年紀 |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 素銅地金着総鑢二重鎺 |
価格 | 3,000,000円 購入 |
元平は延享元年(1744)奥元直の嫡男として生まれる。父に学んで出藍の誉れがあり、天明五年(1785)に至って藩より薩藩臣元平と銘することを許され、それまでの「薩陽士元平」を「薩藩臣奥元平」と切るようになる。さらに寛政元年(1789)に大和守を受領して以降は「奥大和守平朝臣元平」と切るものが多くなる。文政九年(1826)82歳没。伯耆守正幸と並んで薩摩新々刀の双璧とされる実力者。本作は元平60歳円熟期作で、鍛は潤いある小板目肌詰み、地沸付いて松皮肌風に地景入る。刃文は小湾れ、互の目、僅かに尖り刃交じり、沸深く太めの金筋砂流し掛かる。元平の作風をよく示す貫禄ある名品。「新々刀集 刃文と銘字(藤代義雄著)」「新々刀大鑑(飯村嘉章著)」「刀剣要覧 (飯村嘉章著)」所載刀。 |