
2026年度現代刀職展(研磨・刀身彫・彫金・白鞘・刀装・柄前・白銀の部)の審査結果が発表されました。 刀職の方々にとって、現代刀職展の審査結果は、この一年間磨いてきた技量に対する評価そのものといえるでしょう。 日頃仕事を依頼している刀職や親しくしている刀職たちが、特賞受賞を目指して日々精進していることを知っています。それだけに、審査結果が届いたときは悲喜こもごも、それぞれが複雑な思いで結果を受け止めたことと思います。 そんな中、美術刀剣松本で5年間ともに仕事をしてくれた川上陽一郎研師が、今回、研磨・鎬造の部で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞しました。 独立後も多忙な日々を送る彼ですが、現在も月に一日だけ時間を作ってもらい、弊社の刀剣にある簡単なヒケ瑕や小錆を綺麗にしてもらっています。 私はその仕事ぶりを間近で見る機会がありますが、丸一日彼の研磨を拝見しながら、刀剣研磨に向き合う真摯な姿勢と驚くべき集中力を目の当たりにしてきました。 だからこそ今回の受賞は、まさに努力が実を結んだ結果であり、大いに納得するとともに、心から嬉しく思っています。 受賞の知らせを聞き、スタッフ一同も大喜びでした。
主催する野田会刀剣市場に参加する若手・中堅刀剣商の知識向上を目的として、刀剣学者であり多くの刀剣研究会で講師を務められている 中原信夫 先生をお招きし、隔月で勉強会を開催しています。今回は、無銘刀(法華)の極め方をはじめ、磨上や拵について、刀剣商の視点に立った講義をしていただきました。我々の世界では、「知っているか、知らないか」がそのまま商売に直結します。真贋の見極めや価値判断には、日々の学びと経験の積み重ねが欠かせません。そのため、参加者全員が真剣な表情で講義に耳を傾けていました。勉強会を終えて、参加者の皆さんから感謝の言葉をいただき、開催して良かったと感じています。刀剣商一人ひとりが知識と眼力を磨き、刀剣業界を支える次世代の担い手として成長してくれることを願っています。












3月13日(金)から3日間、夢メッセみやぎにて「第8回仙台刀剣市」を開催いたしました。回を重ねるごとに顔馴染みのお客様が増え、多くの方が私たちのことを覚えていてくださり会話が弾みました。今回は仙台郷土刀の展示が少なかったのですが、愛刀家の皆様にお気に入りの刀剣を見つけていただき、お買い上げいただくことができました。会場は終始盛況で、充実した刀剣市となりましたが、残念ながら私を含めスタッフの一部が食あたりになってしまい、後半は体調不良に悩まされることとなりました。十分な接客ができなかった場面もあったかもしれず、反省しております。今後は万全の体調管理を心がけ、万全の状態で皆様をお迎えできるよう努めたいと思います。