説明
: 昭秀は本名栗原彦三郎。明治十二年(1879)栃木県佐野生。昭和二十九年(1954)75歳没。二代目稲垣将応門人。栃木県選出の衆議院議員を務める一方で、日本刀の復興に尽力して昭和八年(1933)東京赤坂に日本刀鍛錬伝習所を開設。宮入行平、天田昭次、秋元昭友など門人50余名を養成した。本作は昭秀54歳、日本刀鍛錬伝習所開設2年後の昭秀円熟期作。生ぶ拵「黒蝋色塗大小」が付された昭秀の貴重な大小作。2025年特別保存刀剣審査合格。大小拵には、特別保存刀装具の大小鐔(作者の豊章とよあきは岡本氏。知賢ともかたの子で文政五年1822に家督を相続。長州藩の抱工)と同じく特別保存刀装具の小柄(銘「延乗作 光美花押」は後藤宗家十三代目の延乗/光孝同人作であることを後藤宗家十五代目の光美/真乗同人が極める)が付されている。