中原信夫先生を講師として昨年7月からスタートした若手刀剣商の勉強会は5回目となりました。本日は鑑賞刀4振と刀装具5点を鑑賞し、刀剣商としての観点や知っておくべき知識の講義を受けました。特に柄前については、尾張柄と柳生柄の違いなどよい勉強になったとみなただ頷くばかりでした。

第16回西葛西刀剣市を6月11日（水）より5日間、東京西葛西店で開催しました。広告宣伝はいつものように、読売新聞の都内版･千葉版広告と葛西駅構内のポスター掲載。登録されているお客には少しでも最新の在庫リストを届ようと、6月3日野田会刀剣市場の大会終了後直ぐに案内書を作成。速達で直前の週末8日（日）に配達してもらいました。SNSで伝わった若い世代の愛刀家も多数。毎日大勢のお客が来店してくれました。3カ月ごとに西葛西刀剣市を開催して4年。昨日今回の幕を下ろし、スタッフ一同望んでいる形になってきたと語り合い、充実した5日間でした。

恒例の野田会刀剣市場 大会をビジネスホテル野田で開催しました。前日は、懇親会でマジシャンHitomiの手品に魅了されたり、会費無料券のジャンケン争奪戦に歓喜したりとみなさん盛り上がり、隣接するのだ温泉「ほのか」で寛いで翌日の本番を迎えてもらいました。大会当日は約60名の刀剣商が集い、重要刀剣や多くの名品、生ぶ荷が出品され、過去最高の出来高となりました。参加者のみなさんより労いのお言葉をたくさんいただき、スタッフ皆満足感に浸り長く慌ただしい2日間を無事終えました。

第3回水戸刀剣市を水戸市民会館で開催しました。芸術文化施設の水戸市民会館は、「MitoriO」と愛称される京成百貨店･水戸芸術館と3施設が並ぶにぎわいの区域。愛刀家のみならず教養に触れようと関心を持つ多くの方々が来場しました。また野田会刀剣市場に参加する地元刀剣商の方々より陣中見舞いを受けとても盛況な二日間でした。水戸の愛刀家の目に留まる水戸刀や水戸金工物を準備するのは容易ではありませんが、期待に応えるよう次回もがんばります！

全国刀剣商業協同組合の第38回（令和7年3月期）組合総会が開催されました。司会を仰せつかり、銀座長州屋社長の深海理事長による議長進行のもと、前年度事業報告や今年度事業計画が承認されました。そして2年毎の理事改選がおこなわれ、小職は理事に再任。飯田高遠堂社長の飯田慶雄氏がニューリーダーとして新理事長に選出されました。深海前理事長が築いてこられた刀剣商組合の信頼と実績を新たな執行部が受継ぐことになります。飯田新理事長が牽引する刀剣商組合のために微力ながらも役割を果たしたいと気持ちを新たにしました。

第4回盛岡刀剣市を5月9日（金）から3日間、盛岡駅至近のアイーナ・いわて県民情報交流センターで開催しました。岩手県･青森県･秋田県の東北北3県に日本刀の魅力を伝えようと毎年開催して3年。これまで厳しい結果で終わっていましたので、今年も不調に終わったら撤退する覚悟で臨みました。開催前日8日（木）搬入日の朝、新緑に包まれた平泉を訪れ中尊寺の国宝「金色堂」等を見学。奥州藤原氏が思い描いた平安時代極楽浄土の表現に心を打たれ、イベント成功の願掛けをおこないました。結果は新聞広告や地元岩手日報の取材記事などからこれまでにない手応え。92歳になる無鑑査の山口清房刀匠は元気に2日間お越しくださり刀剣談義をしてくれました。開催を心待ちにしてくれる愛刀家のご期待に応えるためにもまた来年5月の開催を心に決めました。

第4回山形刀剣市を4月25日（金）から3日間、山形ビッグウィング（山形国際交流プラザ）で開催しました。初めて日本刀を購入された地元のお客のみならず、福島県･宮城県･岩手県から遠路来場してくれた愛刀家の方々もおりました。東北各地で展示即売会を重ね、県を超えてうちの刀剣市に足を運んでくれるお客様方にスタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。来場者全員から来て良かったと思われる刀剣市になるよう精一杯取組んで行きます！

3月26日（水）より30日（日）までの5日間、東京西葛西店で第15回西葛西刀剣市を開催しました。読売新聞（都内･千葉版）と葛西駅構内にポスターを掲載するなど宣伝に努め、加えてSNSで若い方々が大勢来店。連日盛況が続きました。開催中何度もご来店された方や一足違いで欲しい品を逃した方などといろいろ話が弾みました。「認知度が少し上がった」と実感した今回の西葛西刀剣市でした。

第6回仙台刀剣市を3月14日（金）より3日間、宮城県仙台市の夢メッセみやぎで開催しました。地元紙への新聞広告掲載を重ねていることに加えて、今回は地元愛刀家の収集品を多数譲り受け、「仙台藩刀匠銘譜」所載の郷土刀を多数販売しましたので話題となり大盛況でした。販売した18振中の16振が郷土関連の刀剣です。地元愛刀家の強い郷土愛が窺われます。あっという間の充実した3日間で、たくさんの方々とよいお話が出来ました。

「江戸を知れば、東京はもっと楽しい」をフレーズに、江戸の伝統と文化にスポットを当て、江戸的な東京のグルメや買い物、生活や話題の情報誌「月刊 江戸楽」よりアプローチを受け加盟しました。月刊 江戸楽で、日本刀の魅力をまだ知らない方々に伝えるきっかけになればよいと思っています。充実した情報誌です。東京西葛西店または書店で是非ご覧ください！

第12回郡山刀剣市を2月21日（金）から3日間、福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま」で開催しました。最強級の寒波が東北地方に居座り大雪が心配されましたが幸い郡山は天気に恵まれ、また今回も地元紙の「福島民報社」と「福島民友新聞社」が取材で取り上げてくれましたので連日大賑わいでした。多くの馴染み客から半年毎の開催を楽しみにしているといわれ遣り甲斐を感じます。次回第13回郡山刀剣市は半年後の8月に開催致します。福島県愛刀家のご期待に沿えるよう精一杯頑張ります！

日本橋三越本店 本館６階 美術特選画廊で開催されている「作刀五十年 大野義光 華麗なる重花丁子の刃文」個展に行きました。太刀山鳥毛写しの他、格調高い大野刀匠の作刀20数振が展示販売されています。炭代や工作代が値上がりしている中、日本刀は絵画や他の美術品に比べるとかなり安いと言わざるを得ない現状です。「日本刀の評価を高める機会にしたい」と大野刀匠は熱く語ってくれました。個展は2月10日（月）午後5時迄開催されています。みなさま大野刀匠の華やかな重花丁子を是非ご覧ください。

第24回野田刀剣市を1月24日（金）から3日間、ビジネスホテル野田で開催しました。今回は地元のフリーペーパー「ちいき新聞」に加えて、読売新聞千葉県版広告と東武野田線最寄り4駅で駅貼りポスターを掲載しイベントの告知に努めました。おかげさまで天気にも恵まれ連日忙しく賑わいました。開催初日は父創業者松本富夫89歳の誕生日。地元馴染みのお客と話を弾ませ3日間元気に営業を務めてくれました。2025年初の展示即売会を幸先良く滑り出しスタッフ一同安堵して家路につきました。

新春初開催となる日本刀講座を野田本社でおこないました。中原信夫先生を講師にお招きして令和2年（2020）よりスタート。毎月1回週末午後5時から2時間程、5振を鑑賞し日本刀を見る眼を養います。5年目になり受講生みなさんの鑑識眼が高くなっていることに喜びを覚えます。野田近隣にお住まいの方でご興味がある方は一度見学にお越しください（電話03-6456-0889）。

謹んで新春のお慶びを申し上げます

  旧年中は格別のご愛顧を賜りありがとうございました。新しい年もみなさまに喜んでいただける品物をお届けできるようスタッフ一同精一杯努めてまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。（富士山を望む初日の出と初日の出を浴びる八ヶ岳、南アルプス at 山梨県北杜市）