商品 No. WA-0802 | |
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銘 |
表: 於江府芝二本松弘元作 裏: 文化十三年二月日 |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 身幅重ね頃合い 反り控えめな小脇指 |
国 | 陸奥国二本松 |
時代 | 江戸時代後期(1816年) |
刃長 |
1尺 4寸 3分 6厘 43.5 cm |
反り |
1分 7厘 0.5 cm |
元幅 |
9分 1厘 2.8 cm |
先幅 |
6分 5厘 2 cm |
棟重 |
1分 8厘 0.5 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 令和06年12月04日 |
都道府県 | 石川県 |
交付日 | 昭和46年09月21日 |
鍛 | 小杢目潤い精美 |
刃文 | 直焼出しを伴い二、三頭連れる濤乱風互の目乱れ |
帽子 | 直調少し湾れて小丸返り寄る |
茎 | 生ぶ、香包化粧付勝手上り鑢 入山形 |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 素銅地銀着せ腰祐乗鑢鎺 |
外装 | 拵付 |
拵 | 黒蠟塗鞘脇指拵 |
拵全長 |
2尺 3寸 9分 3厘 72.5 cm |
柄全長 |
5寸 4分 5厘 16.5 cm |
鐔 | 風景人物図、銘:若芝、鉄地 |
目貫 | 重ね三花菱紋、金色絵 |
縁頭 | 縁:家紋散図、鉄地・頭:桐紋に唐草図、鉄地 |
小柄 | 鬼に金棒図、鉄地、象嵌色絵 |
その他 | 白鮫皮着せ黒色摘み巻き柄(柄糸部分損傷) |
価格 | 600,000円 購入 |
弘元は奥州二本松の鉄砲鍛冶古山久四郎の次男として生まれ、のち江戸に出て水心子正秀に学び、二本松藩の御用を勤める。初銘「国秀」、享和三年(1803)に「宗次」、文化六年(1809)に「弘元」と改め、文政四年(1821)陸奥介を受領し、藩主より鍛冶長者の称号を得た当時東北屈指の良工。天保十四年(1843)67歳没。正秀の復古刀論に共鳴し、その実践に努めたことで有名なひとり。本作は鍛え潤いある小杢目、刃文は濤乱風大互の目乱れ。茎鑢目は同工の特徴である右上がり鑢に同工には珍しい香包化粧鑢を施す。おそらく本作は助廣を意識したのであろう。横手下刃先刃中に鍛筋あるが総体出来が良い。弘元40歳壮年期の優作。吉川皎園(こうえん・吉川賢太郎)先生鞘書(1981年)あり。黒蠟塗鞘脇指拵が付されている。2024年特別保存刀剣審査合格。 |