商品 No. WA-0703 | |
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銘 |
表: 法橋来国次入道寿徹 裏: -- |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 身幅重ね尋常 程良く反り付く優しい姿 |
国 | 肥後国 |
時代 | 江戸時代前期 |
刃長 |
1尺 7寸 2分 9厘 52.4 cm |
反り |
5分 0厘 1.5 cm |
元幅 |
9分 7厘 2.9 cm |
先幅 |
7分 0厘 2.1 cm |
棟重 |
2分 1厘 0.7 cm |
鑑定書 | 特別保存刀剣 |
交付日 | 平成12年12月27日 |
都道府県 | 福島県 |
交付日 | 昭和39年07月01日 |
鍛 | 小板目詰んで柾流れごころ |
刃文 | 緩やかな湾れ匂口深く、ほつれ、二重刃、金線入り沸筋掛かる |
彫刻 | 表裏丸止めの棒樋 |
帽子 | 沸を伴い直ぐに丸、返り寄る |
茎 | 生ぶ、勝手下がり鑢 先入山形 |
目くぎ孔 | 1 |
鎺 | 素銅地金鍍金庄内風鎺 |
価格 | 売却済 |
「法橋来国次入道寿徹(じゅてつ/としてつ)」は銘鑑によると、本国肥後。越前下坂派の刀匠で越前大掾国次門。京・大坂にても打ち、のち肥後熊本に移る。寿徹は肥後での銘という。寒山刀剣講座第一巻112頁には本作に酷似する同銘の作が、出羽大掾国路の優れた門人のひとりで、師国路の代作・代銘をおこない、師との合作刀が数振りある越前大掾国次として掲載されている。その説明によると、『古今鍛冶備考』が越前大掾国次は「後に肥後熊本に移住…」、「老後は肥州之産法橋来国次入道寿徹と打、於肥後とも打つなり、寛文頃、或は寿徹は別人とも云」と記され、この寿徹が越前大掾国次と同人か、あるいは別人であるか判然としないが、『古今鍛冶備考』が記す寿徹銘が「寛文頃」とすれば年代的には越前大掾国次の晩年期に相当するものであろうか。と記述されている。本作は、小板目詰んで柾流れの精美な地鉄に沸出来の深く安定した匂口。同工の傑作であろう。刀工寿徹への探求心高まる作。特別保存刀剣。 |