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商品 No. KA-0610
表: 信国
裏: --
姿 鎬造り庵棟 身幅尋常 元先の幅差開き 磨上ながらも腰反り高く 先へも反り加わり中切先
山城国京都
時代 南北朝末乃至応永頃
寸法
刃長
2尺 2寸 5分 1厘
68.2 cm
反り
5分 0厘
1.5 cm
元幅
9分 3厘
2.8 cm
先幅
6分 9厘
2.1 cm
棟重
2分 0厘
0.6 cm
日本美術刀剣保存協会鑑定書
鑑定書 重要刀剣
交付日 平成27年10月20日
登録証
都道府県 長野県
交付日 昭和26年07月19日
詳細情報
板目に杢目を交え総じて詰み地沸厚く付き地景頻りに入る
刃文 湾れ調に互の目が交じり所々矢筈形の刃が現れ沸厚く付き金筋・砂流し掛かり匂い口明るい
彫刻 表には梵字・鍬形・梵字・蓮台・素剣、裏には梵字二つ・蓮台・鍬形・素剣の重ね彫
帽子 湾れ込み小丸 掃き掛ける
磨上鑢目(旧)不明・(新)勝手下がり
目くぎ孔 3 (内2個埋)
価格   4,500,000円   購入
 
説明
本作は第61回 平成27(2015)年指定の重要刀剣。以下『』は重要図譜説明『信国は京鍛冶の名門で、南北朝時代から室町期にかけて栄えた。初代信国は了戒系の刀工で、相州貞宗の門に学ぶと伝え、延文・康安・貞治の年紀作がある。その後も南北朝時代末期に代替わりの信国がおり、さらに室町時代初期には左衛門尉信国および式部丞信国のいわゆる応永信国が存在する。信国各代の作風は、京物の伝統を示した直刃と貞宗風を受継いだ湾れ刃の二様が主であるが、南北朝時代末期の代替わりの信国から応永信国にかけては、上記の他に互の目主調の乱れ刃の作域を新たに見ることが出来る。この太刀は南北朝末期乃至応永頃の信国の作と鑑せられるもので、身幅尋常で元先の幅左が開き、腰反り高く先へも反りの加わった造り込みに時代の姿を示している。板目のよく詰んだ鍛えに湾れ調に互の目の交じる刃文を焼き、所々矢筈風の刃の交じる出来口にこの頃の信国の特色が顕著である。表裏の重ね彫も流石に見事で、地刃も頗る健全である』。本阿弥光孫先生の鞘書き「城州信國 長貮尺貮寸四分磨上在銘也 代金子五百枚・昭和廿三年子霜月 本阿弥光孫(花押)」あり。本作信国は、重要図譜説明にもあるように、「國」の字体が、襷(たすき)は縦に真直ぐで国構えの下の横画が内側へ湾曲する特徴から、三代信国子で四代の信国信定であろう。年紀作は明徳元年‐応永廿四年(1390-1417)を遺す。在銘信国の健全な重要指定刀剣。
KA-0610
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