説明
: 本作は出羽大掾国路に極められた平造り小脇指。出羽大掾国路は天正四年(1576)生まれ、生国や系統は不明ながら初め伊賀守金道門で後に堀川国広門人になるという。慶長二十年(1615)に出羽大掾を受領。明暦三年(1657)年紀作(82歳)がある長寿で師の国広より作域が広い。国広門下を代表する刀工のひとりで伊賀守金道家と親交を保ちながら京都で盛況を極めたという。沸深く飛焼き湯走りを見る出来の良い相州伝で、江戸初期の平造り小脇指体配から令和7年(2025年)保存審査で上々作刀工の出羽大掾国路と極められた。黒蝋色塗鞘脇指拵が付されている。