寸法
: 縦: 7.2cm 横: 7.1cm 切羽台厚さ: 0.5cm
説明
: 「茗荷(みょうが)」はその音が神仏のご加護を意味する「冥加(みょうが)」に通じて縁起よく、「雁」は美しく群れを成して飛ぶところから絆を象徴し雁繋(かりつなぎ)は頻繁に用いられた。抱茗荷雁繋透は江戸時代、特に赤坂で人気の画題。江府住 辰寿は(たつとし)は井戸氏。井戸保寿(やすとし)の子。赤尾系の鐔工であるが、赤坂の流行を追い赤坂に類似した鐔を作る。本作は洗練味ある赤坂の作風に範を取った「江府住辰寿」在銘鐔。2024年11月刀装具審査で保存合格。