商品 No. KOZ-2830 | |
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画題 | 文箱図 |
銘 | 悦乗作 光倍(花押) |
材質 | 赤銅魚子地 高彫 色絵 |
国 | 山城国京都 |
時代 | 江戸時代中期 |
箱 | 特製落し桐箱 |
長さ | 9.7 cm |
幅 | 1.4 cm |
鑑定書 | 特別保存刀装具 |
交付日 | 令和05年12月19日 |
価格 | 200,000円 購入 |
本作は、悦乗作と蘭乗光倍(らんじょう みつやす)が極めて刻銘した小柄。悦乗は程乗(後藤宗家九代)の次男で寛永十九年(1642)京都生。蘭乗光倍は悦乗の養子で延宝四年(1676)生。系譜は利兵衛家。利兵衛家は初代顕乗、二代程乗とし、三代悦乗、四代蘭乗光倍とされるが、顕乗と程乗は宗家七代および九代を相続しているので、京後藤としては三代悦乗光邦を利兵衛家初祖とし、四代蘭乗光倍が二代ともされる。悦乗は前田家から百五十石を支給され演乗(勘兵衛家二代)と隔年毎に金沢に出張滞在して加州金工の発展に尽くした。父程乗に迫る名工。蘭乗光倍は養父同様前田家の禄を受ける上工。本作は後藤とわかる作風で赤銅魚子地に文箱をあらわし、裏は四分一と銀で竪に割継で張り分ける。2023年特別保存刀装具審査合格。 |