説明
: 宗勉(そう つとむ)は、昭和2年(1927)福岡県生まれ。父刀匠宗弘(初銘正光)に師事し、昭和30年(1955)に作刀承認を受け、新作名刀展に出品。相州伝を得意とし、とりわけ幕末の名工源清麿の作風を研究して優れた作品を残した。文化庁長官賞、薫山賞、高松宮賞など数々の特賞を受賞し、平成2年(1990)無鑑査刀匠に認定。現代を代表する名工の一人。平成27年(2015)没。 本作は、昭和52年(1977)、宗勉50歳の時の作。刃長2尺4寸5分、中切先延びごころで身幅広く重ね薄め、豪壮優美な姿で太刀銘に切る。大乱れが多い同工にはめずらしい直刃で、現代刀と思えぬ深みある匂口と潤いある地鉄で高い技量がしめされた優品。月下梅樹透鐔の黒石目地塗鞘の打刀拵が附されている。令和3年(2021)保存刀剣審査合格。