説明
: 吉岡家は後藤家に次ぐ徳川幕府の抱工。初代重次(慶長期江戸に移住)から九代重貞(明治二十六年没)まで栄誉ある伝統を守り堅実精巧な彫りを得意とし、江戸時代を通じて繁栄した。本家歴代当主は因幡介を受領銘とし家督を相続してからの名乗りとした。五代易次以下在銘はほとんどが「吉岡因幡介」と五字に切る。いずれも銘振り似るが、本作銘は個銘作を遺す七代照次(宝暦十一年1761生・嘉永二年1849没89歳)に酷似しており同工作と思われる。本作は吉岡因幡介(七代照次)鳳凰図小柄。保存から2026年5月刀装具審査で特別保存に合格。