寸法
: 縦: 8.4cm 横: 8.3cm 切羽台厚さ: 0.4cm
説明
: 本作は、鍛え良い鉄地を丸形に仕立て、四方に大きく糸巻を意匠化して地透とした糸巻透図鐔。丸耳を廻らせ、耳から内側へ弧を描くように細身の鉄地を残し均整の取れた幾何学的な意匠。装飾を施さず、黒味ある鉄と曲線による地透の造形美を見どころとした洒落た鐔。 無銘ながら、整然とした地透の構成、丸耳の仕立て、黒味を帯びた鉄地から正阿弥系の作と考えられ、とりわけ秋田正阿弥には、幾何学的な文様を巧みに構成した地透鐔が多く、初代秋田正阿弥・正阿弥伝兵衛には「丸耳糸巻透」の作例が知られており、本作も秋田正阿弥と考えたい。