寸法
: 左縦: 1.2cm 右縦: 1.3cm
左横: 3.9cm 右横: 4.0cm
説明
: 割際端銘「一匠(中川一匠)」を刻す一枝梅図目貫。梅は厳寒の中でいち早く花を咲かせることから、古来、忍耐・高潔・吉祥を象徴する意匠として武家に広く愛好された。作者の中川一匠は文政十二年(1829)美作国津山生。21歳で幕末を代表する名工・後藤一乗に入門し、29歳で「一勝」の工銘を許され、文久二年(1862)三34歳の時に「一匠」と改銘した。本作は、師伝を受継いだ精巧な鏨法で格調ある優品。黒味の強い上質な赤銅地の枝に梅花と蕾を銀で置金し、金色絵を施して美しさを巧みに表現している。限られた空間に豊かな立体感と生命感を生み出している。令和七年(2025)保存刀装具審査合格。