寸法
: 縦: 7.0cm 横: 6.8cm 切羽台厚さ: 0.6cm
説明
: 本作は長州住河治作銘の鳳凰図透鐔。鳳凰は聖天子による政治が正しく行われるときにのみ姿を現すとされる中国古代伝説の瑞鳥。麒麟・亀・龍と並ぶ四霊の一つに数えられ、古来、帝王・君子の徳を讃える意匠として尊ばれてきた。姿は、頭は徳を備えた鶏、翼は礼を表す燕、背は義を示す亀、尾は信を表す魚に喩えられ、五色の羽は仁・義・礼・智・信の五常を表すと説かれる。本作の河治家は江戸後期の長州金工苗字で長州鐔工の主流。長門国(長州)萩住河治作などと銘を刻す。同派の金工は個銘を切らない。両櫃孔に金の責がねが施された精巧優美な長州鐔の優品。