寸法
: 頭: 3.46cm 縁: 3.93cm 腰: 1.25 cm
説明
: 本作は園部芳英による牡丹獅子図大小縁頭。牡丹は百花の王と称される富貴吉祥の象徴で、獅子は魔除け・守護を意味する瑞獣。牡丹獅子図は、無敵の獅子でも身体に寄生する虫(獅子身中の虫)によってその命が脅かされるがその虫は牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまうので、獅子は牡丹の花の下で朝を迎える。獅子にとって安住の地が牡丹の花。そのため「安住」や「無敵」をあらわす意味で、牡丹獅子図は古来より描かれてきた。作者の園部芳英は園(薗)部芳継(田中芳章門人、後養子)の子。後藤家の流れを汲み、その作風は後藤家のいわゆる家彫。行き届いた鏨使いで精巧かつ高尚。本作は大小揃いの統一感があり、黒味強く細密な仕立ての赤銅魚子地に、力強く立体感に富む獅子と華やかで威厳ある牡丹をあらわす。作者の高い技量が窺え保存状態良好。気品と華やかさを備えた一作。2024年特別保存刀装具審査合格。大:頭3.46cm/縁3.93cm/腰1.25cm 小:頭3.41cm/縁3.86cm/腰1.24cm