寸法
: 縦: 8.1cm 横: 7.6cm 切羽台厚さ: 0.3cm
説明
: 中川一的は天保六年(1835)作州津山生まれ。若銘を勝好、勝敬と名乗る。中川一匠、正阿弥勝義が兄。文久元年(1861)父兄の協議で中川本家の継承者となり中川家九代目を相続、津山藩松平家の抱え工となる。明治になり兄一匠の仲介で後藤一乗の門人となり師の一字を許され一的と名乗る。一乗門筆頭格である一琴風の毛彫・甲鋤彫・平象嵌などを得意とする。本作は茎櫃孔が原形で保たれた美品。甲鋤彫で巧みに梅樹が描かれている。2024年特別保存刀装具審査合格。