寸法
: 頭: 3.4cm 縁: 3.75cm 腰: 1.97 cm
説明
: 達磨は禅宗の開祖。6世紀にインドから中国に渡り各地で禅宗を伝えた。少林寺で壁に向かって9年間座して悟りを開いたという。作者の岩間尚盧(なおよし)は武蔵国熊谷に生まれ。岩間政盧(まさよし)の門人で岩間の苗字を許された。熊谷寺門前町で独立開業。作は師政盧に似る。文久二年(1862)没。岩間家は浜野派の分流で岩間政盧を祖として、作柄は浜野派の豪放な伝統を継ぎ、さらに力強い高肉色絵の大柄な人物を得意として江戸っ子好みの凄みある人物の高彫をあらわした。本作は、威厳に満ちた達磨図縁頭。縁の腰から喰出した払子が威儀を正している。2022年特別保存刀装具審査合格。