寸法
: 全長: 25.9cm 刃長: 16.2cm 元幅: 1.6cm 元重: 0.3cm
説明
: 吉原国家刀匠は、本名吉原荘二。昭和20年(1945)東京都生まれ。祖父初代国家(勝吉 明治27年1894生)、父二代国家(将博 )より続く吉原国家三代目。兄は吉原義人。昭和32年(1957)12歳で祖父初代国家に入門。昭和40年(1965)作刀承認を受け、昭和41年(1966)より新作名刀展に出品。昭和46年(1971)から昭和56年(1981)まで11年連続で特賞を受賞。昭和57年(1982)37歳で無鑑査認定を受ける。平成20年(2008)全日本刀匠会会長に就任するとともに東京都指定無形文化財に認定。名匠であり現代刀剣界の牽引者であった。昨年5月78歳没。本作は、平成4年(1992)国家刀匠47歳、互の目足入る刃文の大振り小刀。茎に吉祥の願いを込めた梵字(大日如来・不動明王・文殊菩薩)が刻され、貴重な本人箱書きの桐箱が付されている。