寸法
: 縦: 6.1cm 横: 4.7cm 切羽台厚さ: 0.4cm
説明
: 無敵の獅子でも身体に寄生する虫によってその命が脅かされるという。これが「獅子身中の虫」。この虫は牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまうので、獅子は夜に牡丹の花の下で朝を迎える。獅子にとっての安住の地が牡丹の花となる。そのため「安住」や「無敵」をあらわす意味で、獅子と牡丹が古来より描かれてきた。本作は獅子と牡丹を独特の意匠で描いた喰出鐔。直道は本作同様二字銘(金印)片切毛彫で鍾馗や仁王などの作がある。江戸後期地方金工であろう。保存刀装具。