商品 No. KA-0625 | |
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銘 |
表: 藤原国倫作 裏: 慶應二年八月(以下切) |
姿 | 鎬造り庵棟、中切先 身幅あり重ね厚く、控え目に反りが付く実直な姿 |
国 | 陸奥国弘前 |
時代 | 幕末期(1865年) |
刃長 |
2尺 2寸 1分 1厘 67 cm |
反り |
4分 3厘 1.3 cm |
元幅 |
9分 9厘 3 cm |
先幅 |
6分 8厘 2.1 cm |
棟重 |
2分 6厘 0.8 cm |
鑑定書 | 保存刀剣 |
交付日 | 令和05年03月10日 |
都道府県 | 北海道 |
交付日 | 令和05年12月05日 |
鍛 | 小板目よく詰み潤う |
刃文 | 叢なく匂口深い直刃 |
帽子 | 深く小丸に返る |
茎 | 磨上(1寸4分、4.4㎝)筋違鑢 |
目くぎ孔 | 2 |
鎺 | 素銅鎺 |
外装 | 拵付 |
拵 | 黒蠟磯草塗鞘半太刀風拵 |
拵全長 |
3尺 2寸 6分 7厘 99.0 cm |
柄全長 |
7寸 6分 6厘 23.2 cm |
鐔 | 丸透図、鉄地 竪丸形 波形土手耳 |
目貫 | 鞍置馬図、赤銅地 容彫 金色絵 |
縁頭 | 金縁魚子地 |
その他 | 白鮫皮着せ碧色糸摘み巻柄 |
価格 | 売却済 |
国倫(くにとも)は江戸時代後期の陸奥国弘前刀工。同じ慶応頃の水心子門流「弘前住紀倫賀(ともよし)」と「倫」が通字で有縁か。作刀地の弘前藩は現在の青森県西部、陸奥国津軽地方を治めた藩。幕末期に蝦夷地の警備を任され、戊辰戦争では奥羽越列藩同盟に属したが脱退して新政府軍に付き、その結果、庄内藩や盛岡藩を相手に連敗したが戦後1万石の加増を受けた。本作は慶応二年紀、北海道登録、操作性を高めるべく1寸4分程磨上がおこなわれた弘前激動期の作刀。鍛えは潤い感のある詰んだ小板目、刃文は肥前刀上作に見紛う叢のない帯状の直刃。黒蠟磯草塗鞘半太刀風拵が付されている。2023年保存刀剣審査合格。 |