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商品 No. KA-0623
表: 備前国長船基光
裏: [    ]三月
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、元先の幅差さまで目立たず、重ねやや厚く、やや踏張り付き、反り浅め、腰反り風となり、大切先
備前国
時代 南北朝時代
寸法
刃長
2尺 3寸 4分 6厘
71.1 cm
反り
6分 0厘
1.8 cm
元幅
1寸 1分 1厘
3.4 cm
先幅
8分 1厘
2.4 cm
棟重
2分 2厘
0.7 cm
日本美術刀剣保存協会鑑定書
鑑定書 重要刀剣
交付日 平成23年10月14日
登録証
都道府県 愛知県
交付日 昭和26年04月05日
詳細情報
板目に杢交じり、やや肌立ち、地沸付き、少しく地斑調の肌合いを交え、乱れ映り立つ。
刃文 肩落ち互の目主調に尖り刃・角がかった刃など交じり、乱れ映り立つ。足入り、僅かに葉交え、小沸出来、細かに金筋・砂流しかかり、匂口明るい。
帽子 乱れ込み、先少しく掃き掛け、佩表は焼詰め風、裏は尖りごころの小丸。
少しく磨上、先切り、鑢目勝手下がり、佩表第一目釘孔下棟寄りに細鏨やや小振りの長銘があり、裏は第二目釘孔(元孔)の横鎬地に「三月」の日付が残存する
目くぎ孔 2 下孔生ぶ孔
素銅地金着横鑢鎺
価格   7,000,000円   購入
 
説明
本作は平成23年(第57回)指定重要刀剣。以下『』内は図譜説明:『基光は、南北朝期の備前長船派の刀工で、兼光の子とも、あるいは門下とも伝え、左兵衛尉に任じられている。現存する年紀作をみるに、康永二年から永和二年(1343-1375)に及んでおり、彼の活躍期は明瞭である。作風は兼光風を踏襲しているが、鍛が肌立ち、互の目を主調として、様々な形の刃が交じるものや互の目が整然と連れるものなどがよく見られ、作位の点では少しく兼光に譲るところがある。この太刀は、身幅が広く、元先の幅差はあまり目立たず、大切先に結ぶなど、大柄で堂々とした姿には南北朝期という時代色がよくあらわされている。また1寸強程度に磨上を抑えているため、生ぶに近い形状が遺されており、反りがやや深く、踏ん張りごころがあり、腰反り風となるなど、この期の太刀姿を考察することが出来ることも貴重である。鍛えに肌立つところがあり、地斑調の肌合いが交じるなどやや野趣を感じさせ、刃文は肩落ち互の目を主調としながらも尖り刃・角張る刃・こずむ乱れなど様々な刃を交える典型的な作柄であり、豪壮で健全な姿形と乱れた刃取りや掃き掛けた帽子等が相まった迫力に満ちた優品である』。本作は、極力銘を残すべく1寸強の磨上がおこなわれた「備前国長船基光 [    ]三月日」在銘重要刀剣。肩落ち互の目が交じる乱れ刃に乱れ映り立つ備前の地鉄。堂々とした南北朝期の名刀。
KA-0623
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