寸法
: 頭: 0cm 縁: 3.73cm 腰: 1.34 cm
説明
: 石黒政明は初代石黒政常の門人。文化十年1813生。石黒家は横谷派において異彩を放ち大系を成した名家。石黒初代政常は優美を好む時流を捉え、主に花鳥の図を剛健な鏨力をもって絵風に写生味を加え一世を風靡した。名工初代政常の門人中では、政美と本作政明の二人が傑出している。本作縁は木鳶斎石黒政明と銘があり、木鳶斎(もくえんさい)の号がついてめずらしい。石黒流の赤銅魚子地に高彫色絵工法で秋草と鶉親子の花鳥図をあらわす。2021年保存刀装具審査合格。