甲冑師鐔   平成28年6月30日

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ホームページに掲載している商品「保存刀装具 鐔 無銘(甲冑師)」の説明で、時代を「室町時代」としましたところ、顧客より「日本美術刀剣保存協会の鑑定書では、室町時代ならば『古甲冑師』とするはず」と指摘を受け同協会の審査委員に確認いたしました。

江戸時代以前の作に対して必ずしも「古」をつけているわけではないそうですが、(原則的には)室町時代と鑑定する品には「古甲冑師」、江戸時代と鑑定する品は「甲冑師」としているそうです。

ちなみに、「尾張」や「京透」の極めは室町時代を前提にしているそうです。江戸時代の作と思われる場合には、「尾張(江戸時代)」、「京透(江戸時代)」と入れて分けているそうです。

勉強になりました。ご指摘に感謝いたします。

鐔輸出にあたり 平成28年6月23日

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50万円程の特別保存刀装具赤銅鐔が売れ、金額が20万円超でしたので日本郵便(東京国際郵便局)に輸出申告の手続きを委任し、購入者の住むアメリカにEMSで品物を送付しました。
ところが税関で「文化庁の輸出監査証明がないので通関できない」といわれ発送がストップしてしまいました。

文化庁の輸出監査証明は、国宝や重要文化財の国指定文化財が国外に散逸することを防ぐためのもの。日本刀であれば指定数が多く、かつ物件の特定が困難なため文化庁の証明書が必要なことは理解でき、証明書発行に数週間待つ手続きを全ての輸出刀剣でおこなっています。しかし、鐔は指定数が少なく、かつ画題等で物件の特定が容易です。
納得できず抗議しましたが、東京国際郵便からは「他の業者は輸出監査証明を添付している」といわれ輸出監査証明の趣旨を説明しても埒があきませんでした。

「刀装具でも文化庁の輸出監査証明添付が要件」となっては一大事です。
そのため文化庁美術学芸課調査指導係と日本美術刀剣保存協会に連絡して情報を提供いただき、直接東京税関外郵出張所に交渉しました。
その結果、鐔の国指定品数は現在22点しかなく、写真や画題名称等で特定が容易であること。その情報は文化庁の国指定文化財等データベースで「鐔」検索により確認できることを伝えて、文化庁の輸出監査証明なしで無事に通関できました。

税関は関税法第70条(他法令の確認)を根拠として、この鐔が国宝・重要文化財の場合は文化財保護法違反となるため、当該輸出品が国指定品であるかもしれないという疑義がある場合に、文化庁の輸出監査証明の添付を要求するそうです。

しかし国指定の文化財は基本的にその所在が国で把握されており、売買は勝手にできません。
犯罪を未然に防ぐための理由は理解できますが、限りなく起こり得ないことを想定して屋上屋を架すことには意味がありません。実情を把握し無用の手続きが要求されない事を望みます。

J:COM番組取材   平成28年6月20日

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J:COM(株式会社ジュピターテレコム)の番組取材を受けました。
地元地域出身の芸人・コンパスとモデル滝沢真央さんが伝える「松戸@流山@野田DOローカル一直線~地元愛TV~」という、散策しながら地域のローカルスポットを発掘する番組です。前触れなく突然来ましたのでありのままの取材になりました。慣れないインタビューに日本刀の魅力を伝えようと思い切り肩に力が入ってしまいました。
放送は8月におこなわれるそうです。

http://www.myjcom.jp/tv/channel/kanto/doro_karu.html

 

6年目日本刀講座開講   平成28年6月19日

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6年目となる日本刀講座(全10回)がスタートしました。
日本刀に魅せられた女性や居合を嗜む方、また再受講者など前年からの継続者を合わせた受講者は定員の15名を超過。手狭な店舗会場ですがこれから日本刀の素晴らしさを理解いただけるよう工夫を凝らして頑張ります。

新作名刀展表彰式 平成28年6月14日

 

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本日、公益財団法人日本美術刀剣保存協会の平成28年新作名刀展表彰式に組合の取材で行ってまいりました。

無鑑査また無鑑査を目指す現代最高峰の刀匠達が集まるこの機会に同席することが出来て幸運です。宮入刀匠による審査委員講評では各作品への寸評が述べられ作刀への着眼点がよく分かり良い勉強になりました。

また今年は弊社の刀剣講座で刀鍛冶の講師を務めて頂いている小澤茂範刀匠が短刀・剣の部で努力賞を獲得致しました。
日頃お世話になっている師匠の高野刀匠もお越しになっておりぐっと身近な表彰式でした。

作品は7月24日まで刀剣博物館に陳列されています。

 

 

東武線車両案内広告 平成28年6月12日

 

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昨年8月から掲載した地元アーバンパークライン(東武野田線)全155車両への沿線案内広告が期間満了。これから1年、新たなデザインで車両広告を継続致します。

前回のデザインは内容を欲張り過ぎてしまい、字が小さくなるなど他の広告の中に埋没してしまいました。今回は買取にフォーカスしたシンプルなデザインです。
少々無粋な感じも致しますが、「わかりやすく目立ってよい」と先ず先ずの評判です。
「美術刀剣松本に日本刀を売却して良かった」と誰からも言われるように誠実に対応致します。

第2回タイ研修旅行   平成28年6月9日

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6月5日から4日間、スタッフおよびビジネスパートナーの5人でタイへ研修旅行に行って参りました。昨年の韓国に続く第2回の研修旅行です。 法人化して第6期の今期6月決算が目標に達する目途が立ち、一年間頑張ってくれたスタッフと協力してくれたビジネスパートナーに感謝の意を込めた企画です。 研修ですので遺跡巡りや古典舞踊が主眼ですが、タイ料理やタイマッサージ、ホテルのプールを満喫し、たっぷり充電してきました。 サラリーマン時代の14年前、1ヶ月ほどバンコクに長期出張したことがありますが、そのときと比べて高層ビルやインフラが見違えるように発達しタイの成長力を感じました。 来年も海外研修できるようにまた一年間頑張ります。