
2026年度現代刀職展(研磨・刀身彫・彫金・白鞘・刀装・柄前・白銀の部)の審査結果が発表されました。 刀職の方々にとって、現代刀職展の審査結果は、この一年間磨いてきた技量に対する評価そのものといえるでしょう。 日頃仕事を依頼している刀職や親しくしている刀職たちが、特賞受賞を目指して日々精進していることを知っています。それだけに、審査結果が届いたときは悲喜こもごも、それぞれが複雑な思いで結果を受け止めたことと思います。 そんな中、美術刀剣松本で5年間ともに仕事をしてくれた川上陽一郎研師が、今回、研磨・鎬造の部で最高賞となる文部科学大臣賞を受賞しました。 独立後も多忙な日々を送る彼ですが、現在も月に一日だけ時間を作ってもらい、弊社の刀剣にある簡単なヒケ瑕や小錆を綺麗にしてもらっています。 私はその仕事ぶりを間近で見る機会がありますが、丸一日彼の研磨を拝見しながら、刀剣研磨に向き合う真摯な姿勢と驚くべき集中力を目の当たりにしてきました。 だからこそ今回の受賞は、まさに努力が実を結んだ結果であり、大いに納得するとともに、心から嬉しく思っています。 受賞の知らせを聞き、スタッフ一同も大喜びでした。