日本刀講座 最終回 平成28年3月27日

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今回の日本刀講座全10回が無事に終わりました。

最終回は冥賀先生による総括と名刀鑑賞です。
特に今回は、茎(なかご)の仕立てについて具体的なお話を頂きました。
普段の鑑賞会は茎を隠し刀身を見て刀工を当てる入札鑑定です。そのため茎の見方の具体的な講義は珍しく、みな身を乗り出して聞いておりました。

大勢の参加者で狭い会場はいつも満杯。アットホームな雰囲気で講義を重ねることが出来ました。受講生の方々は日本刀を身近に感じ、多くを学んだことと思います。

次の日本刀講座は3か月後の6月からスタートする予定です。

鑑賞刀
一号刀 太刀 (額銘) 吉家      鎌倉初期
二号刀 刀     (無銘) 来国行  鎌倉中期
三号刀 刀     固山宗兵衛尉宗次作之 天保七年八月日  江戸後期
四号刀 刀     備前国住長船七兵衛尉祐定 万治二二年二月日
五号刀 短刀 備前国長船住彦兵衛尉祐定 永正八年二月日

刀剣界 山田基洋(三刀流)   平成28年3月23日

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全国刀剣商業協同組合の組合誌「刀剣界 」(第28号 3月15日版)にビジネスパートナーの山田基洋さんが掲載されました。掲載画像のコラム「若者広場」をクリックしてください。山田さんの屋号は「三刀流」。横浜在住で年齢は私より一回り下ですが、刀剣商歴は私の倍以上あります。展示即売会を一緒にやってもう5年、商売のスタイルは違いますがお互いにサポートし合っています 。先月地元横浜でお店を開きましたのでお近くの方はご連絡のうえ是非行ってみてください。

第11回人形町刀剣市 平成28年3月14日

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3月11日(金)から週末の3日間、第11回人形町刀剣市を開催致しました。

これまで2月の開催が度々雪に見舞われましたので、今年は春の陽気を期待して3月に延ばしました。にも拘らず生憎真冬に逆戻りした寒さでした。客足には影響なく終始賑わい無事成功することが出来ほっとしています。

ホームページの広告を見て初めて来場してくれたお客達、遠方から毎回一番で駆けつけてくれる元気溢れる常連さん、12日間の連続勤務をこなして3日間通ってくれた熱心な常連さん、いつも美味しいお菓子を差し入れてくれる常連さん等々で、狭い会場は絶えず和気あいあいの日本刀サロンでした。

ハプニングは、「隣接する浜町緑道は土日駐車禁止が外れるから駐車しても大丈夫ですよ」と伝えて駐めた常連さんの車に駐禁ステッカーが貼られたこと。貼った駐車監視員に抗議したところ、駐車違反区域外道路でもT字路を含む交差点の角から5m以内や一方通行道路の右側駐車は駐車違反になることを知りました(道路交通法第44条)。それに基づくと実際はほとんど駐車出来る場所はありません。交通量が極めて少ない週末の幅広緑道で、「交通法規を知らないのか」といわれ憤懣やるかたなしでした。車で遠路はるばる足を運んでくれた常連さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

教えられることが満載の人形町刀剣市、次回は9月23日(金)から3日間です。     みなさまのご来場をお待ちしております。

日本刀講座(小澤茂範刀匠)   平成28年2月27日

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今月の日本刀講座は小澤茂範刀匠をお招きして鍛刀についてお話しいただきました。

小澤刀匠は昭和42年生まれ、神奈川県足柄上郡開成町住、髙野行光弟子、平成17年作刀許可、日刀保現代刀展で入選多数、現在裸焼きをはじめとする新しい手法に挑戦している気鋭の刀匠です。
昨年2月に続いて2回目でしたので、今回は肩の力もすっかり抜け、アットホームな雰囲気の中、日頃の苦労話などを交えながら作刀についてご説明頂きました。質問が次から次へと飛び、予定の1時間はあっという間に過ぎました。

後半は日本刀鑑賞。受講生達は宇田川先生の解説にじっと耳を傾け、また新しい知識を身に付けたことでしょう。

京都訪問   平成28年2月24日

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冬の京都に行って参りました。
毎年二月のこの時期に刀剣商の大先輩である持田さんと京都を巡るようになり三年になります。日本の歴史に関わり深い刀剣商になりながら、修学旅行でしか訪れていないことは自慢にならず、自分の眼で見て歩くことにしました。博識の持田さんが解説をしてくれますので理解も深まります。
今年は、10円硬化にデザインされている「宇治平等院」、外国人に人気の日本の観光スポット2014で第1位に選ばれた「伏見稲荷大社」、他「南禅寺」や「京都御苑」等を訪ねました。
また京都東山の刀剣商「玉山名史刀京都店」にも訪問し、その夜は若店主の玉山さんと3人で美味しい京料理を堪能しました。
しっかり充電して帰って来ました。

事業活動包括保険  平成28年2月11日

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東京海上日動保険の事業活動包括保険(超ビジネス保険)に加入しました。

美術品に対する保険は、一般的に再取得価格や評価額の算定が困難であるため保険を掛けづらいといわれています。そのため当社でも法人資産の大部分を占める日本刀および刀装具類の在庫品に保険が掛けられませんでした。平成25年9月には地元野田わずか数キロ離れた場所で竜巻被害が発生しています。万が一直撃を受けたならば甚大な被害を受けることになるでしょう。

そんな思いでいるときに、東京海上日動保険より事業活動包括保険の提案を受けました。保険代理店の営業マンがとても熱心な姿勢で取組んでくれたこと、また当社が手間をかけてパソコン管理している在庫のデータや画像ファイルが保険金額算定の決め手となり、一般在庫と高額貴金属商品に区分けして保険に加入出来ることになりました。

保険料の出費は負担となりますが、経営リスク管理の観点からは渡りに船の話でした。

 

一陽来復御守   平成28年2月4日

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2月3日節分の日、夜中の12時に穴八幡宮の一陽来復御守を事務所に飾りました。

この御守は金銀融通の御守です。穴八幡宮において冬至から節分まで販売され、冬至、大晦日、節分の三日のうち、夜中の12時に今年の恵方(巳午、真南より少し東よりの方角)に向けて反対側(北側)の柱か壁のなるべく高いところに祭るものです。

私は存じ上げませんでしたが商売人には縁起物として有名な御守だそうです。スタッフが用意しました。

お客さまやお取引をいただいているみなさまの益々の繁栄を願っております。

第7回野田刀剣市 平成28年1月18日

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第7回野田刀剣市を1月15日(金)より17日(日)の3日間、地元野田のホテル グランボワで開催いたしました。3日間とも晴れやかな天気に恵まれ多くのお客さまにご来場いただきました。本日の大雪に一日違いで見舞われずラッキーでした。

地元野田だけあって馴染みのお客が多く目は確か。上作以上の優品に注目が集まります。今回は気に入っていただける品揃えが出来ましたので、売上はこれまでで最高額を記録することができました。また、お買上げいただいた方から「買った刀を今日よく見たけれど出来が素晴らしい。ありがとう」と満足の電話をもらいうれしい限りです。

幸先良く初売りが成功し今後の期待が膨らみます。

米寿のお祝い   平成28年1月3日

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浅草の天婦羅「たけなわ」に毎月一度自慢の品を持ち寄り披露する「たけなわ会」という集まりに出席しています。現在のメンバーは8名。前身は「濱清会」といってもう長年続いている数寄者の集まりです。
このメンバーで現在音頭を取っている中村龍雄さん米寿のお祝いが誕生日である1月3日、椿山荘東京錦水でおこなわれ参加致しました。お祝いへの参加者は御親類やご友人、刀剣関係など約45名。中村さんご贔屓の悠玄亭玉八師匠の芸を堪能させてもらいながら米寿をお祝い致しました。
私が米寿に至るまでにはまだ三周りの歳月を重ねなければなりません。健康で聡明、おまけに粋でおしゃれな中村さんのように人生を謳歌したいものです。

謹賀新年  平成28年元旦

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謹んで新年のお慶びを申し上げます

旧年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます
みなさまに支えられてとても良い2015年でございました
本年もご満足を頂ける商品とサービスの提供に努めてまいります
変わらぬお引立てのほど何卒宜しくお願い申し上げます

平成28年元旦 松本富夫・義行・スタッフ一同
(写真は初日の出と共に拝む富士山、快晴の八ヶ岳、山梨にて)

日本刀講座  平成27年12月28日

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冥賀先生をお招きして日本刀講座を開催しました。年末27日であったにもかかわらず総勢19名が出席。狭い会場は満杯で椅子が足りなくなりました。

今年7回目となる今月のテーマは「新刀以降の日本刀について」。新刀以降約30年毎微妙に変わる姿特徴やこの時代の著名刀工、また明治以降新作刀(現代刀)に至るまでの日本刀の変遷など、余談を交えながらお話を頂き、受講生たちみな頷きながら興味深く耳を傾けておりました。

鑑賞刀は6点の短刀。時代による姿や違いなど近くに並べて解説をおこなって頂くことで良く理解が出来ました。入札鑑定ではベテラン達が流石。特徴を掴んで全て「当・同然」となる目利きの方々に冥加先生も感心されていました。

鑑賞会の後は弁当を食べながらの刀剣談義。
回を重ねてみなうちとけた雰囲気で3時間の時間はあっという間に過ぎました。

<鑑賞刀>
-号刀 備中国住次吉 貞和年紀
二号刀 長谷部国平
三号刀 義助
四号刀 国広
五号刀 泰龍斎宗寛 慶応年紀

第8回 沖縄刀剣市  平成27年12月18日

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12月12日(金)から14日(日)の3日間、第8回 沖縄刀剣市をてんぶす那覇で開催致しました。今回は神田藤古堂の藤田さんが応援に参加してくれました。

刀剣店の無い沖縄に日本刀の愛好家を増やそうと半年毎に開催してもう4年です。刀剣商仲間から「売れるの?」と不思議がられますが、毎回それなりに手応えを感じて来ましたので続けています。日本刀に興味をもつきっかけになればと思い、日本刀講座をおこなうようにもなりました。
こうして顔馴染みの方がかなり増えました。この日本刀展示即売会を楽しみにしている方からお礼や励ましの言葉をかけられると、「沖縄刀剣市」が根付いて来たようにも思われます。

しかしながら、空輸で荷物を運びホテルに滞在して遠く那覇での開催ですから気苦労も少なからずあります。日本刀の普及を沖縄で続けるためには誇れる実績を上げることが必要です。ここが正念場、本腰を入れて次回も頑張ります。

また今回初めて、日帰りですが沖縄の観光をおこない美ら海水族館に行きました。スケールや豊富な種類など必見の場所です。イルカショーでの空中ダイブは忘れることが出来ません。

大刀剣市2015 閉幕 平成27年11月23日

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今年の大刀剣市が無事に終了いたしました。刀剣商にとって最大のイベントですからその成果は勢いのバロメーターになります。本日収支等の締めをおこないましたが、おかげさまで昨年同様の良い数字を得ることが出来ました。日頃ご愛顧をいただいているお客さまをはじめ、スタッフや取引先のみなさまに感謝しております。

また今年は組合理事になり深海理事長と一緒にお宝鑑定の担当を受け持つ機会に恵まれました。3日間毎日僅か30分の短い時間でしたが高い鑑識眼に加えて顧客を惹きつける接客術を隣で学ぶことが出来ました。まだまだ覚えることばかりですがやる気がどんどん沸いてきます。

日本刀講座 刀剣研磨   平成27年11月15日

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今月の日本刀講座は研師の川上陽一郎さんをお招きして日本刀研磨についてお話いただきました。川上さんは刀匠の祖父、研師の父を見て育ち現在経歴17年、気さくで信頼厚く活躍中の若手研師です。

狭い会場は椅子が足りなくなる程の出席となり、日本刀研磨について砥石の説明から研ぎの違いや各研ぎ代について質問がなされ予定時間を超過する盛り上がりでした。後半の刀剣鑑賞も眼差しはみな真剣です。

帰り際に受講生の方々から、「今日も良い講座をありがとう」と言われると、とてもうれしくなります。

重要審査   平成27年10月31日

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今年9月に申請した第61回重要審査の結果が届きました。

重要審査は1年に一度。高い審査基準で合格するのは容易ではありません。これまでに重要刀剣合格の数は約1万点ですので、270万といわれる日本刀の数からすれば極めて価値の高いものです。それゆえ多くの愛刀家や刀剣商は自分の審美眼で重要に合格しそうな優品を求め、合格(出世)させることを誉とします。

今回は縁があって名品に出会い、刀1点と拵1点を重要刀剣・刀装にすることが出来ました。保存もついていないときにハラハラしながら購入したときを思い返します。これからも名品を掘出す出会い に胸が躍ります。

第1回 千葉刀剣市 平成27年10月27日

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第1回千葉刀剣市を週末24日(土)と25日(日)の2日間、三井ガーデンホテル千葉で開催いたしました。

今回初めてとなる千葉市での日本刀展示即売会。地元の刀剣商で私が研ぎを教えてもらっている刀剣吉野(千葉市市場町3-7)さんに声掛けをおこない、地元の顧客フォローをおこなうべく協賛して頂きました。

宣伝には新聞折込約10万部や無料地域情報誌「ちいき新聞」10エリアへの広告など思い切ってコストをかけておこないました。どれほどのお客が来場してくれるか不安でしたが、天気にも恵まれ、来場者数は予想をかなり上回り無事盛況裏に終了することが出来ました。無料相談も多数あり、手入れの仕方や発見届のプロセスなどを説明するととても感謝されました。

顧客開拓でかなりの手応えを感じた第一回千葉刀剣市でした。高コストを克服して千葉での開催が続けられるように頑張ります。次回は来年5月を予定しています。

 

第10回 人形町刀剣市   平成27年9月28日

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週末9月25日(金)から3日間、第10回人形町刀剣市をぎゃらりーシムコで開催しました。

初日は生憎の雨にもかかわらず、常連客が足を運んでくれました。もう3年になる人形町刀剣市を楽しみにしている方々も多く、おかげさまで狭い会場はいつも賑わい、客足が途絶えることは3日間一度もありませんでした。
何時間も滞在してくれる方、複数日来てくれる方、遠方からわざわざ来てくれる方などありがたいお客様達に感謝しております。

私共も含めてお客様達同士が刀剣談義に花を咲かせ、知識や経験を語り合って有意義な時間を過ごすこのイベントはこれからもずっと継続していきたいものです。

次回の第11回人形町刀剣市は来年2月or3月(詳細未定)です。
まだご来場されたことがない方、一度是非お越しください。

第4回 日本刀講座    平成27年9月20日

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第4回の日本刀講座は冥賀先生をお招きしての名刀鑑賞会です。
手狭な店舗会場は参加者で満杯、定員15名を超過して椅子が足りなくなるほど盛況でした。冥賀先生は本日、日刀保千葉支部の鑑定会判者をつとめた後、急ぎ野田に駆けつけてくれたほどのハードスケジュールでした。

今回は、受講生がビギナーレベル中心であることから、入札鑑定をおこなわず、あらかじめ鑑賞刀の見どころを冥賀先生が解説したうえで鑑賞にはいりました。 青江の地膚(じふ)映りや逆足、基光の煙り込み(乱れ映り)など受講生達からは確認のポイントが事前に明確になるととても好評のようでした。

新受講生でも基礎を重視しながら4回目となると日本刀の扱いにはもう十分慣れてくる頃です。鑑賞刀すべてが重要刀剣でも、みな5振の鑑賞刀を堪能できたことと思います。
鑑賞後は参加者で車座になり夕食弁当を頬張ってしばし刀剣談義に花を咲かせました。

本日の鑑賞刀(すべて重要刀剣)
一号刀 刀 無銘 青江
二号刀 刀 無銘 志津
三号刀 刀 無銘 基光
四号刀 刀 経家、 寛正年紀
五号刀 短刀 青江

大刀剣市15 カタログ校正   平成27年9月5日

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9月4日に今年の大刀剣市カタログ初校校正がおこなわれました。

本日はベテランと若手の大刀剣市実行委員メンバー11名が参集。夜遅くまでかかる作業は毎年のことながら大変なものです。みな仕事の調整をおこない時間を作って校正作業に集まります。

次回の作業は11日の色校です。
私はカタログの英訳も担当しており、しばらくはかなり多忙な毎日となりそうです。
大刀剣市を成功させようという熱意ある裏方達の苦労もどうかご理解ください。

今年の大刀剣市は11月20日(金)・21日(土)・22日(日)にいつもの東京美術倶楽部で開催されます。

朝日新聞「はじめての日本刀」 平成27年8月31日

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8月30日(日)の朝日新聞朝刊「文化の扉」に日本刀の解説記事「はじめての日本刀」が掲載されていました。
半面程の紙面でしたが日本刀のエッセンスがわかりやすく盛りだくさんに図解・記述されていたと思います。

近頃、仕事には無関係の友人達から頻繁に「刀剣ブームだね」といわれますが、彼らが日本刀についてほとんど無知であることには寂しさを感じます。しかしこのように新聞マスコミが日本刀の魅力を伝えようとする機会が増えれば、少しずつ一般人も日本刀の魅力を理解してゆくのではないでしょうか。

日本刀について語れることが尊敬の眼差しを向けられるようなブームになることを目標に日本刀の普及に努めてゆきたいと思っています。・・・期待を込めて。

白銀師 宮本恒之師 平成27年8月27日

本日、白銀師の宮本恒之氏を訪ねました。

宮本師は地元野田市隣の千葉県流山市にご在住で、既に日刀保の新作名刀展の賞を9回受賞している名手です。
もともとは宝飾加工を手掛けていたそうですが、剣道4段の師は子供のころから刀に興味があり白銀師になったとのことです。宝飾加工でも作品がCMに使われるなどの実績があったそうで、伝統的白銀師の技だけではない奥深さが窺えました。
また強い探求心の姿勢が師の創作的な鎺に表れていました。名刀や特殊加工の鎺製作依頼も多い理由がわかります。

鎺は研ぎに劣らず刀剣の印象を変え得る重要なものです。良い鎺を仕立てて末永く愛してもらえる刀剣を扱うようにしたいと思いました。

東武線車両案内広告   平成27年8月14日

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今年8月6日から来年6月5日までの10か月間、地元の東武アーバンパークライン(東武野田線)全155車両の沿線案内広告に美術刀剣松本が掲載されています。

東武アーバンパークラインは、埼玉県南部の大宮と千葉県北西部の柏を経て船橋までを結ぶ35駅、全62キロの鉄道路線です。

今回、沿線に根差す企業の広告を募集する旨、東武鉄道の広告代理店より声がかかり応諾いたしました。
不動産や医療、学校関係が多い中、日本刀店は初めての掲載だそうです。

地元には「美術刀剣松本がある」と認知され、愛刀家がどんどん増えるように、信用される商売をしっかりおこなってゆきます。

「奥州仙台藩御国鐔集」   平成27年8月10日

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仙台の取引先である佐原一郎さんより同氏著「奥州仙台藩御国鐔集」を頂きました。
掲載品には見覚えのある鐔が数枚あり、佐原さんとのやり取りを思い出します。

 「御国鐔は、郷土の自慢。
  御国鐔は、郷土の誇り。
  御国鐔は、郷土の遠き思い出。

  御国鐔は、郷土で保存するように努力したいものです。」

と著す言葉に佐原さんの郷土鐔に対する思いが込められております。

私家版・初版・非売品・10部発行の貴重な一冊です。
仙台鐔を手に入れてまた佐原さんの思いに協力できるよう努めたいものです。

銀座丸英開店  平成27年8月8日

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「刀剣界」次号9月15日発行予定の取材で銀座丸英に行ってまいりました。
(取材日は開店前日の8月7日)

<取材原稿>
 丸英美術刀剣店(栃木県小山市・代表瀬下明氏)が8月8日、銀座丸英を開設しました。
 創業昭和35年から55年を経て、東京や関西の顧客から東京出店の要望もあり銀座への出店を実現させました。顧客と信頼関係を築いて長い付き合いが出来る、信用第一をモットーにする店です。立地は銀座7丁目の1階店舗。JR新橋駅や地下鉄東銀座駅から徒歩5~7分の好ロケーション。競争率20倍のテナント選考があったそうです。店内には刀剣約10余振に刀装具や兜・面皰など多数をセンス良く陳列、銀座のニーズに合わせた品揃えを試みていくとのことです。
 今回銀座丸英を任される息子昌彦氏は、公益財団法人日本美術刀剣保存協会に3年半勤めた後、平成18年から丸英美術刀剣で経験を積んできたバイタリティー溢れる三代目。「丸英が築いてきた信頼を守って、新しい客との出会いを大切にしてゆきます。刀に興味を持つ人が気軽に入ることが出来る雰囲気の良い店にしたいですね。」と抱負を語ってくれました。今年三月、宇都宮線と東海道線が相互直通運転になり、地元駅から新橋駅まで乗換なしの一本となりました。在来線でも1時間半、新幹線利用なら45分の通勤時間は十分通える距離。追い風が吹く銀座丸英の開店です。みなさまお気軽にお訪ねください。

名称   銀座 丸英
代表者  瀬下 昌彦
所在地  〒104‐0061
      東京都中央区銀座7‐13‐22友野ビル1階
電話   03‐6264‐0739
開業日  平成27年8月8日(土)
営業時間 平日 午前10時より午後6時
      土曜 午前11時より午後5時
定休日  日曜・祝祭日

全国美術商連合会 設立記念式   平成27年7月24日

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一般社団法人 全国美術商連合会(全美連)の設立記念式に行ってまいりました。

全美連は平成6年に設立され、美術業界の信頼を高め、美術を通じて日本の文化芸術振興に寄与すべく活動を展開してきた美術商の任意団体でした。それがこの度法人格を取得して、「一般社団法人 全国美術商連合会」として再出発をおこなうこととなり、その設立記念式が東京美術倶楽部で開催されたものです。

当日は、甘利経済再生担当大臣をはじめ、林農林水産大臣や太田国土交通大臣ら現閣僚の他、谷垣自民党幹事長や輿石参議院副議長ら錚々たる政治家が顔を揃え、美術に対する思いを込めてスピーチをされていました。

刀剣商組合は、全美連を通じて、組合の声を代弁してもらう事、また組合の願いを叶える事に期待を寄せ、積極的に組合員に対して全美連への加入を促しました。その結果、多数の賛同を得て多くの組合員が全美連の会員となりました。

不備が多く刀剣商が頭を抱えている登録証問題など、行政に対する組合の要望は数多く、全美連の今後に期待したいところです。

「刀剣界」 ふるさと自慢 野田市 平成27年7月18日

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7月15日発行の「刀剣界」第24号に「ふるさと自慢-千葉県野田市-」を寄稿しました。

私の生まれ育った野田市はキッコーマンがある醤油の町として有名ですが、最近では多くの外国人が武道の稽古にやってくる町としてマスコミに取り上げられています。その武道場は「武神館 本部道場」。初見良昭宗家が創設し、現在世界50か国以上に10万人を超える門人がいるといわれています。

先月、初見先生のご自宅に記載の許可をいただきにお伺いし、その際先生の愛蔵刀や鐔などを拝見させていただきました。先生は実戦を生き抜く者にとって梵字や彫刻など神仏を身に纏うことの意味などを話してくださいました。有難いことでよい勉強になりました。

第6回 野田刀剣市   平成27年7月14日

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7月10日(金)から週末の3日間、地元野田市のホテルグランボワで第6回野田刀剣市を開催いたしました。

既に地元の愛刀家に周知のイベントであることや今回さらに宣伝広告エリアを広げたことなどからこれまでで最高の人数、連日大勢のお客が足を運んでくれました。 2時間かけて来たり、3日間来て頂いた常連さんにはとても感謝しています。

ブームに乗って、先月の沖縄刀剣市のように刀剣女子「審神者(さにわ)」もかなり来るかと思いましたが、それほどではなく、年配の女性グループや若いカップルが訪れるなど、地域せいでしょうか、違いを感じました。

地元に定着してきた「野田刀剣市」、次回は半年後の来年1月15日(金)から3日間を予定しています。

金家と信家の鐔   平成27年7月9日

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「簡単に売るのではなく、看板として大切に持っていなさい」といわれ、大切な取引先から憧れの「信家」と「金家」の鐔を分けていただきました。いつの日か手に入れたいという夢を抱いていましたが、突然叶い言葉にできない嬉しさです。

「目を肥やすには本物を見ることだ」と良く言われますがその通り。刀剣金工名作集所載のその品は上工作が醸し出す魅力に溢れています。

いつも応援していただいている方に心から感謝し、名品を数多く扱える刀剣商になれるよう一層努めようと思いを新たにしました。

野田会 刀剣市場   平成27年7月4日

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株式会社美術刀剣松本は6月が決算です。この7月から第6期 新年度がスタートしました。
前期の業績は、お客様や取引先に恵まれ、また景気の好転や刀剣ブームの追い風もあり、おかげさまで順調な結果を納めることが出来ました。

掲載の写真は弊社が主催する「野田会」刀剣市場の光景です。
野田会は毎月3日と19日が開催日で、平成元年に父松本富夫が開場しました。そして平成22年10月から会社が引き継ぎ、会社の主要事業として取り組んでまいりました。現在狭い会場はいつも満席状態になり荷も多く盛況であることに感謝しています。
私はこの野田会で刀剣商としての基礎を学び、野田会に来場する方々に育ててもらいました。過去5期の来場者数や出来高の推移を見比べると感慨深いものがあります。

今期もスタッフ一同みなさまにご満足いただけるサービスに努めてまいりますのでご愛顧の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

第7回 沖縄刀剣市 平成27年6月29日

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6月26日(金)より28日(日)の3日間、第7回沖縄刀剣市を那覇市国際通りの「ぶんかテンブス館」で開催いたしました。

半年ごとの開催でもう4年目、毎回足を運んでくれる方々が増え、「楽しみにしているよ」と言われると、力が湧いてきます。
最終日のオープン前には日本刀の初心者講座をおこない予想以上の参加者がありました。
おかげさまで客入り、収支共に目標を達成することができました。

今回は、人気ゲーム「刀剣乱舞」の影響で多くの刀剣女子が来場いたしました。
驚いたのは彼女たちの日本刀知識。ビギナー向けの日本刀雑誌に記載されている事は知っています。加えてマナーの良さも申し分なし。高を括っていましたが、近い将来購入層に育つかもしれないと予感します。こちらも真面目に説明をおこなうと、3日間連続で来た方もおり日本刀の質問攻めに合いました。「 帰って”刀剣女子来たる!”とブログに書くよ」というと、「刀剣乱舞のプレーヤーは”審神者(さにわ)”といいますから”審神者来たる”」と書いてください」と教えられました。このブームは本物のようです。

千葉Walker ”刀剣萌えしよう”  平成27年6月24日

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株式会社KADOKAWAの千葉ウォーカー・横浜ウォーカー編集部より依頼があり、 今月発行の千葉Walker 2015夏に、美術刀剣松本が掲載されました。

「歴史ブームの次はコレ! チバで”刀剣萌え”しよう」と題し、「歴史ブームが定着しているなか、新たなブームは”日本刀”、刀剣に萌えるなら、いま!」と1ページを割いて千葉の日本刀スポットを紹介しています。

世間で「日本刀ブーム」と言われるようになりました。このチャンスを逃さず、ブームを持続するために、できることは果敢にチャレンジしたいと思っています。

平成27年 日本刀講座開講   平成27年6月22日

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平成27年の日本刀講座が6月21日に始まりました。

本日は初回ということもあり、これまでの継続受講生が11名、今年からの新受講生が7名の18名と大賑わい。狭い会場は一杯になりました。若い男性や女性も新たに加わり例年に増して活気ある講座になることでしょう。
初めは緊張していた新受講生のみなさんも、気さくな先輩方の雰囲気に少しずつ慣れ、好印象で講座を受けてもらえたと思います。
終了してからも多くの方が残って質問を続けていました。

新受講生が日本刀の魅力を理解して将来良き愛刀家になるよう頑張ります。

ロボットの居合斬り   平成27年6月13日

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仲の良いお客さんから、「(刀剣商組合新聞の)刀剣界に載るかなあ」とYouTubeで流行っている情報をいただきました。

居合抜刀で現在第一人者といえる町井先生の指南を受け、ロボットメーカーの安川電気が、町井先生と居合抜刀を演技するビデオです。

ロボットの最新テクノロジーに驚きますが、町井先生の技と美しい動作に惚れ惚れいたしました。 町井先生と会う機会がありますが、今度会う時にこの話を伺いたいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=O3XyDLbaUmU

韓国研修旅行   平成27年6月9日

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6月5日より8日までの4日間、美術刀剣松本のスタッフ、ビジネスパートナー、顧問税理士の6名でソウルに行ってまいりました。

名目は研修旅行ですので、訪問先は昌徳宮(世界文化遺産)、国立中央博物館、オドウサン統一展望台、韓国伝統演劇観覧といった真面目なプランです。

この企画は、節目となる会社設立5期目決算の今月6月に、日頃美術刀剣松本のために頑張ってくれているみんなに感謝を表したく、数年前からみんなに企画を伝えて実現のために発奮してきました。 
なんと、直前にMERS患者が韓国で発生して実施が危ぶまれましたが、外務省や現地の情報を収集して判断し、実行しました。
みな無事に帰って来たのはいうまでもありません。

久しぶりの海外でした。
良い仕事を手掛けてまたみんなで充電できるように頑張ります。

第9回 人形町刀剣市   平成27年6月1日

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第9回人形町刀剣市を開催いたしました。

開催期間の3日間、おかげさまで客足が絶えることはなく刀剣談義に花が咲きました。
ホームページのバナー広告を見て初来場してくれた方も複数いました。みなさん初めは遠慮がちですがすぐに話が弾んで自分の探しているものや好みを語ってくれます。また、うちのホームページがNTTドコモのスマホでは閲覧できないことや掲載内容のアドバイスなど貴重な意見をたくさん得ることが出来ました。

次回は9月に第10回人形町刀剣市を開催いたします。

小刀製作体験   平成27年5月23日

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都内にある高野行光刀匠の工房で小刀の製作過程を部分体験しました。

初めてでも、高野刀匠の門人である雨宮刀匠(山梨県勝沼市、作刀6年目)が付きりで指導してくれましたので工程を要領よく堪能することが出来ました。

また朝10時過ぎより夕方4時頃までの1日でも、既に小刀に整形された鋼を用いますので、鑢掛け、銓削り、打ち延し、銘切り、土置き、焼入れまで盛りだくさんの体験が出来ます。

当然ながら雨宮刀匠のように上手には出来ず、また鑢掛けでの力仕事や赤めでの暑さなど、刀匠の技術や苦労が身に染みてわかりました。

しかし、自身で銘を切った小刀をホドで真っ赤に火を通し、焼舟(水槽)で焼入れをおこない、最後に反りと刃文が入ったことを確認すると達成感で満たされます。
うちの刀剣講座受講生達にも是非体験してもらいたく、勧めたいと思っています。

本日は日本武道具・ブドウショップ(有)の角田社長に付き添っていただき、その顧客である医大生のAさんと二人で体験しました。

医大生のAさんは、終了後に作刀承認にチャレンジしてみたいと真顔で言っていました。

このブログを読んで体験をしてみたいと思った方は以下のリンク先である日本武道具・ブドウショップ(有)にお問合せください。

http://www.budoshop.co.jp/Japan-toppage.html

全刀商組合総会 理事選任   平成27年5月18日

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昨日開催された第28回全国刀剣商業協同組合の通常総会において役員改選がおこなわれ、理事に選任されました。

父の築いた基盤がありましたが、刀剣商に転身してまだ5年の未熟な私が取組むべきことは、前職でのビジネス経験を活かして組合を活性化させることや若手刀剣商達と共に刀剣商が10年先でも繁盛し続けられるように愛刀家の増加にチャレンジしていくことと考えます。

全国刀剣商業協同組合は設立28年、組合員数176名の刀剣商全国組織です。
大刀剣市や組合交換会を開催し、また組合機関誌「刀剣界」を隔月で発行するなど、刀剣商の地位向上、商売繁盛のためさまざまな活動をおこなっています。

役員改選では、理事17名が記名投票により選出され、また現職の深海理事長(銀座長州屋)が理事長に再選されました。深海理事長や冥賀副理事長(つるぎの屋)、猿田副理事長(むさし屋)、清水専務(晴雅堂清水)といったリーダーシップ溢れる幹部の方々と共にこれから2年間の任期を精一杯がんばります。

ホームページ暗号化安全強化   平成27年5月15日

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お気づきの方もいらっしゃると思いますが、先月より美術刀剣松本のホームページが緑色のアドレスバーになりました。

これはWebサイトの保護に対応する最も信頼性が高いシマンテック社のEV SLL暗号化を導入したことによるものです。

個人情報を取り扱う弊社としては、昨今の巧妙かつ増加するインターネット犯罪に先んじて対応し、お客様に安心してお取引頂こうと考えたためです。

どうぞご安心してメールをお寄せください。

日本刀講座 開講案内   平成27年4月30日

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今年も6月から日本刀講座を開講いたします。

今回で5年目。地域紙にも宣伝をかけて募集中です。
マンネリ化しないように、また受講生のみなさんにより満足いただける講座になるように、今回は研ぎ師や刀匠に講演してもらうなど新しい試みを考えています。
歴史や美術の教養が備わり、また武士道を修養できる日本刀の勉強はライフワークとして打って付け。
愛刀家が増えることを願ってがんばります。

野田会   平成27年4月21日

週末19日におこなわれた野田会(自社主催刀剣市場)の出来高がこの5年間で最高額を記録しました。

私が野田会に参加を始めてからのこの5年間、野田会幹部をはじめご参加いただいているみなさまのご支援のおかげで毎年出席者数と共に出来高がUPしてまいりました。
現在では狭い会場は毎回ほぼ満員でせりも活気にあふれています。

前回ははるばる大阪から若い方の初参加がありました。野田会で経験を積んでもらうことが、刀剣商を志す方の一助になればよいという思いがあります。3日の会にまた来ると言って満足気に帰られました。

景気が上向き、刀剣ブームという追い風が吹き始めました。
野田会の盛況が長続きするようにこれからも精進いたします。

日本刀ブーム 平成27年4月14日

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4月10日(金)の日経新聞夕刊で日本刀がブームになっているという表現で記事が掲載されました。 日本刀に関する本や雑誌も発刊され、書店に日本刀コーナーが設けられるようになり、盛り上がりを見せています。

刀剣商になり勉強すればするほどその魅力がわかってくる日本刀。多くの人にそのことを伝えるにはどうすればよいのだろうと常日頃考えておりますが、これは千載一遇のチャンス。日本刀の素晴らしさを多くの女性や若者にわかってもらえるまたとない機会です。「あれは一時のブームだった」と後で言われないよう、この流れがさらに拡大して平成の刀剣ブームが興ることを願っています。

日本刀講座 最終回 平成27年3月15日

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今年度の日本刀講座(全10回)が無事終了しました。
最終回は冥賀先生をお招きして、基礎事項のおさらいと名刀の鑑賞です。
本日は外国からのゲストも出席して興味津々に鑑賞会を見学しておりました。
受講生のみまさま、みな日本刀の鑑賞姿がさまになっており、知らずの内にビギナーではなくなっています。鑑賞後には車座で弁当を頬張りながら刀剣談義に花を咲かせました。
次の刀剣講座は3か月後の6月より開講する予定です。
日本刀を気軽に学べる場として、また日本刀への興味を増すことができる講座として継続してゆきたいと考えています。

本日の鑑定刀(四号刀除いて重要刀剣)
 一号刀 太刀 光忠
 二号刀 刀 無銘一文字
 三号刀 刀 摂州桑名住村正(初代)
 四号刀 刀 信秀
 五号刀 短刀 則重

たたら侍 (映画)  平成27年3月14日

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今週、刀剣界(刀剣商組合誌)の取材で財団法人日本美術刀剣保存協会(小野裕会長)に行ってまいりました。
同協会は来年5月封切予定の映画「たたら侍」に撮影協力しますが、錦織監督他製作スタッフが協会を訪ね、小野会長や協会幹部に現在のたたら操業風景撮影パートを撮り終えた報告の場に同席をさせていただいたものです。

「たたら侍」はEXILEのHIROさんがエグゼクティブプロデューサー、同じくEXILEの青柳翔さんが主演を務める話題性を秘めた映画です。
日本刀の素晴らしさを世に伝える作品で、チャンバラ映画などではありません。

-「たたら侍」パンフレットより-
伝説の地、奥出雲に天下無双の鉄があるという。
名刀を生み出す唯一無二の鉄、玉鋼。
生まれたときから玉鋼をつくることを宿命づけられた男が侍に憧れて旅立った。
後に人はその若者を、「たたら侍」と呼んだ。

監督からの「日本刀を守っていかなきゃならない気概を玉鋼造りの’たたら’で感じました」との言葉に、「(協会は)映画に関する協力体制を万全にする」と応答されておりました。

「刀剣界」でも大きく取上げてもらいたいと思い取材してまいりました。

刀剣乱舞-ONLINE-   平成27年3月6日

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今「刀剣乱舞」という刀剣育成シミュレーションゲームが若者女性の間で流行っています。そのため刀剣の本がうなぎ上りで売れていると聞きます。最近ではコンビニにも刀剣関連雑誌が置いてあり、日本刀が若者にとって遠い存在ではなくなってまいりました。

日本刀の素晴らしさを若者、特に女性に伝えることの難しさを感じていましたので、この「刀剣乱舞」は刀剣ブームを惹き起こす千載一遇のチャンスかもしれません。

組合でも話題になっていますので、組織を挙げてこのチャンスを活かすために何が出来るか考えていきたいと思います。

<刀剣乱舞 HPより>
ゲーム紹介

刀剣男士を束ねて、いざ出陣!

DMMゲームズとニトロプラスがタッグを組んだ刀剣育成シミュレーションが誕生!
名だたる名刀が戦士の姿となった刀剣男士。
あなたは刀剣男士たちの主(あるじ)となって
彼らを育て、強化し、自分だけの白刃隊を結成しよう。
自分好みの刀剣男士集めはもちろん、
刀剣にまつわるエピソードや熱いバトルなど見所は盛り沢山!

――歴史を遡り敵を討伐することこそ、我らが使命!

提供:株式会社DMM.comラボ

小澤刀匠 第9回日本刀講座 平成27年2月15日

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本日の日本刀講座は予定を変更して小澤刀匠(神奈川県足柄市、大野義光系高野行光刀匠弟子)をお招きして日本刀作刀について講義していただきました。通常より30分早いスタートにもかかわらず、受講生は早々と勢ぞろいし熱心に耳を傾けました。

刀匠が実体験に基づいておこなう説明は、本やビデオで理解するものとは異なり、とても具体的で、興味のある話でした。受講生達からは多くの質問が飛び小澤刀匠はひとつひとつ丁寧に返答してくれました。
刀剣愛刀家の高齢化、減少が進むなか、刀匠の厳しい現状もまた伝わって参りました。

講義を終えて、一杯飲み、そして地元ホテルの温浴施設で湯船に浸かりながら夢など語り合いました。
日本刀が世界文化遺産になること、日本刀を所持することが社会のステータスになることなど、刀剣界の明るい未来が現実のものとなるようみんなで協力してゆきたいものです。

第8回 人形町刀剣市 平成27年2月8日

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2月6日(金)・7日(土)・8日(日)と第8回人形町刀剣市を開催しました。

前日までの天気予報では、初日6日は未明まで大雪警報が出ており客足が心配でした。しかし幸運にも予報は大外れで当日は快晴。最終日曜日の昼に雨が降りましたが午後には上がり先ず先ずの天気。おかげさまで3日間途切れることなくお客が来店してくれました。

今回は、いつも協賛の三刀流が海外で不在の為、湯島の研誠堂に協賛してもらいました。また初めての試みで、新聞折込広告を周辺に2000枚入れました。
これからもイベントがより成功するように工夫を凝らして頑張ります。

次回は5月29日(金)・30日(土)・31日(日)の3日間、同じぎゃらりーシムコでおこなう予定です。みなさま是非ご来場ください。

第5回 野田刀剣市開催   平成27年1月11日

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第5回野田刀剣市が無事終了いたしました。開催期間の1月9日(金)から11日(日)の3日間、快晴に恵まれ最高の天気でした。

好天に加えて、今回は野田市周辺エリアへの「ちいき新聞」広告効果があったようで、隣接地域からも多くの来場者にお越しいただくことができました。費用効果がでましたのでホッと胸を撫で下ろしています。
今回会場の都合で、最終日が通常の5時ではなく3時終了でしたので、3時過ぎにお越しになりましたお客様には申し訳なく、次回は時間を変えることなく開催いたします。またインターネットをご覧いただき遠方からお越しいただきましたお客様には改めて御礼を申し上げます。

最初は恐る恐るお越し頂いた方々も開催を重ねて顔見知りになれば、お互いの距離が縮まって話が弾むようになりました。「楽しみにしている」といわれますと苦労がいっぺんに飛びます。
信頼される刀剣商になってイベントをさらに盛況にしてゆきたいものです。

次回の野田刀剣市開催は7月10日(金)・11日(土)・12日(日)の3日間、10時より17時までおこないます。

みなさまのご来場をお待ちしております。

謹賀新年   平成27年1月1日

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

今年も多くの方々にお取引をいただきご満足いただけますようスタッフ一同一所懸命頑張ります。

何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社美術刀剣松本
代表取締役 松本義行

第5回 野田刀剣市   平成26年12月22日

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年明け1月9日(金)から11日(日)の3日間、地元野田市のホテルグランボワにて第5回野田刀剣市を開催いたします。

半年毎の1月と7月に開催している野田刀剣市は今回でもう第5回となります。野田および周辺地域の刀剣愛好家の方々に多数来場していただけるようになりました。

豊富な品揃えとご納得頂けるサービスで、愛好家が集まり、一日中刀剣や刀装具談義で盛り上がる刀剣展示即売会となるよう努力しております。

みなさま是非お越しください。

登録審査会   平成26年12月22日

本日千葉県銃砲刀剣類の登録審査会がおこなわれ行ってまいりました。

千葉県では年間4回開催されますが、毎回登録証の訂正で数振、多い時には10振もの登録証記載ミスを起因とする刀剣審査のために千葉市の会場まで出向きます。

今回は、「目くぎ穴の記載漏れ」と「裏年紀の記載違い」等でした。登録台帳や登録証記載事項が現物と相違しているケースは夥しく多く、所有者変更届を遺漏なくおこなう刀剣商にとっては大きな負担となっています。
所有者変更届をおこなう者が登録証の相違を訂正しようとすると、「記載事項の不一致」→「現物確認審査」→「一致しないと判断」→「全国照会」→「(該当先なく)新規発行」というプロセスになり、発行先教育委員会と千葉県教育委員会にまたがり手続きは煩雑です。かつ新規登録証代金6,300円を負担しなければならなくなるケースが大半です。手間のみならず費用の負担もばかになりません。
登録証作成事務方の専門知識が豊富であればかなり間違えは防げると思います。知識の向上が期待されます。

今回は訂正の他に、委任を受けて、31振の発見届刀剣審査を代理で受けました。
その刀剣は相続を受けた旧家より発見され、錆はもちろん、外装がないものなどもあり荒れた状態でした。軍刀や焼入のない刀剣も混在しておりそれらは登録対象外となりました。中には鍛錬焼入され映りも顕著な出来の良い満鉄刀もあったのですが、洋鉄は対象外と説明を受け渋々納得いたしました。
3テーブルに分かれて審査されましたので、刃長15cm未満のために登録不要で処理されようとしていた刃長14.1cmの短刀に後で気づき、敢えて登録証交付を依頼しましたところ、面倒がられたのでしょうか、「出来が悪いから対象外だ」と言われました。
鍛錬も焼入もあり玉鋼でつくられていても、出来が悪いと登録証は交付されないとは知りませんでした。刀剣商として毎月数百振の刀剣を見ますが、私が見る限りその短刀は登録が交付されないほど出来が悪いとは思えません。今回でもその短刀より出来の悪い刀剣が登録証交付になっています。そこで、「主観できめられては納得がゆかない」と食い下がると「主観で決めるんだ。作位が低い、茎仕立てが悪い」と保存審査のような規準の説明です。「茎棟鑢もはっきりしており茎仕立てが悪いとは思はない」と続けると「では他の審査員に見てもらおう」とのこと。私が審査員の中で一番刀を知っていると思っている職方の方は「私は登録証をつけて良いと思う」と発言してくれましたが、他の審査員は顔色を窺うようで「神社のお土産品のようだから駄目ですね」とこの審査員の判断が支持されました。審査会場で注目されるこのやりとりの中、その審査員の顔を潰すようなことが起こるはずはありません。
日本刀の定義(玉鋼を鍛錬焼入れした刀剣)に合致していれば登録証は交付されるべきで、出来栄えという主観を判断材料に入れるべきではないと思います。
その審査員はこれまで私が審査を受けたことのない方でした。審査員の名前を尋ねても名乗ってもらえず、この方がどれだけ日本刀を理解しているのか理解もできずに会場を後にしました。
日本刀の普及に頑張りますが、今日のような経験をするととても空しくなります。

-追記- 平成26年12月22日
登録審査会において、「作位が低い」「茎仕立が悪い」を理由に登録証を交付されなかった件は、他県の審査員に尋ねましたところ、「その判断は誤りであるので文化庁に確認したほうが良い」といわれました。そこで、文化庁の担当部署に事情を報告しましたところ、「(玉鋼・鍛え・焼入があるにもかかわらず)主観による作位を登録証公布の判断基準にするべきではない」とコメントを頂きました。その旨を千葉県教育委員会に伝えましたところ、既に文化庁より連絡を受けており、担当部署からは、「基準の徹底をはかります」とコメントを得ました。

登録証の問題は、私のような刀剣商でもなければ、審査員のいわれるままに従ってしまうでしょう。しかし、その審査員が誤った認識であるなら、誤った判断のまま処理が続いてしまいます。情報公開の今の時代ですから、登録審査基準は非公開などといわずに、明文化された基準を公開してみなが納得する審査にしてもらいたいものです。