来年の大刀剣市に向けての座談会   平成30年12月12日

刀剣商の一大イベントである今年の大刀剣市が無事に閉幕し、来年に向けての反省および改善事項の検討が始まりました。「大刀剣市はニーズを反映して絶えず変化しより良くならなければならない」との考えから、今年は若い出店者の柔軟なアイデアを生かす試みとして、若手刀剣商数名との座談会がおこなわれました。
「現在の混雑状況は危険。もっとゆとりあるスペースにするなど混雑対策を講じるべき」、「ウェブカタログの導入は出来ないのか」、「寿司カウンターを設けるなど食を充実させて顧客が館外に食事に出なくなるような工夫が必要」、「売買のみではなく、新しい愛刀家を育てるための、例えば刀の手入方法といった初心者講座や、昨年行われた薩摩拵についての講義といった上級者向けまでの講習プログラムを組むのもよい」など新しい発想を知ることが出来ました。
10年後
には、来場者1万人(現在は3千人)、東京美術倶楽部4フロア全館(現在は2フロア)にわたる最大イベントにしたいという意気込みが述べられました。司会をおこないながら頼もしい若手達の活力を感じ今後に期待してしまいます。なおこの座談会は「刀剣界」次号に掲載の予定です。みなさまも大刀剣市に対するご意見ご要望などありましたら、お知らせください。

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