日本刀 市民コレクション展    平成26年2月21日

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地元の野田市郷土博物館(千葉県野田市野田370-8)で市民コレクション展「日本刀 後世に伝えたい美と心」が開催されています(3月24日まで)。

日本刀の美しさを多くの方々に直接感じてもらおうと今回で14回となるこの日本刀展は、昭和37年より開催されています。当初は3年おき、現在は5年おきに野田市郷土博物館と共催の野田市美術刀剣会が開催を重ねてきました。野田市美術刀剣会は日本刀の美しさに魅せられた地元の愛好家が集まり、昭和35年に産声をあげた歴史ある会です。

今回の展示品は、野田市の関宿藩久世広運の八男として生まれ清麿の門人となった岩井鬼晋麿の刀や関宿出身で江戸時代後期の金工橋本正齋の鐔など約70点。解説パネルを工夫するなど日本刀を知らない人でも理解しやすい展示になっています。
また、開催期間中に関連イベントとして、刀剣の相談会や日本刀を題した詩吟の吟詠、抜刀演武なども開催され企画を盛り上げています。

今回の企画を担当している野田市郷土博物館の岩田学芸員は、「出品者の方々は、日本刀を自分の宝物というよりは日本の文化財であり後世に伝えていくことが大切だという気持ちをお持ちです。そういう愛刀家の気持ちを伝えられる展示にしたい。伝えることが出来たら成功です。」とこの企画の抱負を語ります。そして、「わからないことだらけでスタートし、教えてもらいながら企画を進めてきましたが、最近では少しずつ日本刀がわかってきて面白くなってきました。」とコメントもいただきました。

日本刀を次の世代に伝えたいという愛刀家の想いが企画の継続につながり、多くの新たな愛刀家を生み出し受け継がれてきました。
みなさま是非ご来場ください。

(添付資料:左から ポスター表面、ポスター裏面、のだジャーナル 2月22日掲載記事)